Big Picture Living During a Time of Global Crisis
この世界的危機の間の過ごし方―ビッグ・ピクチャーとともに
By Elaine - 34 Comments
ここ最近、私は不安を減らす方法について、ずっと話しをしてきました(ここでの不安とはHSPにとってはノーマルな感情についてです)。その方法とは、ビッグ・ピクチャー(世界全体の動き・全体像・大局)を見る、という方法です。そして今こそ、みなさんにこのアドバイスをしたいのです。ビッグ・ピクチャーを持ち続けてと。でもどうやって?
自分自身にこう尋ねてみてください―現実的にはどんなリスクがあるのか?(事態を小さくもせず、かといって大きくもせずに)。
一年後はどうなってる?いえ、もっと言えば二か月後には?
ねえ、今、なんてすごい時期を経験しているんだろう。私たちはみな後になって、このことをどう振り返るのかな?
もし火星から眺めたら(この事態は)どんなふうに見えるだろう?一羽のコマツグミのように見えるかな?
(※訳注:コマツグミはアメリカではもっともふつうに見かける鳥。もっとも身近で親しみのある鳥。 春の到来を告げるとされる。)
私はみなさんにお約束します。この事態は永遠に続くことはありません。“物事は絶えず移り変わってゆくもの、その流れにまかせなさい”とはブッダの言葉です。では、もし悪い方向に変化しているように見えたら?その時は、また良い方向へ変わっていくのにまかせればいい。
もしかしたら、いつかの日かこの出来事があったせいで、物事がより良い結果になっているかもしれません。その道筋をいろいろと考えてみましょう。さあ、今が、ビッグ・リアリティ(大きな現実)における練習だと思って。
他にも、ビッグ・ピクチャーをキープする方法はあるでしょうか?何か別のことをしてみるのも一つです。もし家に居続けなければならないようだったら(といっても私たちのほとんどがそうですが)、その時間を内面に向かうことへ使ってみましょう。絶好の機会です!多くのHSPが自分は、“豊かで、複雑な内面生活”を持っていると感じ、研究もそれを証明しています。だからそれを養いましょう。例えば、瞑想したり、日記をつけたり、夢の内容に注意をむけたり、そういったことにもっと時間を使ってみる。あるいは部屋を片付け、掃除をし、美しくして、あなたの住んでいる場所の、あなたの大好きなものに、一杯の愛情を注いでみるとか。そうすればあなたの内面生活だけでなく、外の生活も充実することになるでしょう。
HSPの強い感情
もし、あなたの感情が非常に強くなるときがあったとしても、それもあなたです。ありのままに受け入れてあげてください。恥ずかしいなどと思ったりしないで。HSPならではのその性質も、ビッグ・ピクチャーの一部です。そんな時は、内面へ向かうことの一環として、どのシチュエーションがあなたの一番の引き金になっているか、確かめてみてください。たとえばそれは、人々があまりに奇妙に行動していること?(私の場合はそれでした。スーパーで買いあさっている人々のパニック感が…)。あるいは、外に出ることが危険に感じられるから?それとも閉じこもり続けていることでしょうか?あなたの特定の感情はもちろん、あなたの過去から来ている可能性も検討してみれば、自分のことをもっと知ることができるかもしれません。
と同時に、もしその感情があなたにとって大きすぎるようでしたら、自分にできる方法でその感情を調整してみてください。そのためのうってつけの方法は、あなたの関心を別のことに向けてみること。これもまたビッグ・ピクチャーです。“パンデミック”(なんて恐ろしい言葉)だけが人生ではありません。もしあなたがまだ、Sensitive and in Love を観ていないようでしたら、ぜひご覧になってみてください。あるいは、Sensitive the Untold Story(センシティブ―語られなかった物語)をもう一度。HSP財団やプロヂューサーたちのためにも、ぜひ今週は私たちの映画を見て、あなたのお望みの金額を払ってくださいね(最低0.99ドルの第3者物流コストが加算されるのでご理解を)! さあ、どちらかの映画を選んで楽しんでくださいね!そして友人や家族ともぜひご一緒に!あなたの内なるHSPをリフレッシュしましょう。映画を見るにはwww.sensitivethemovie.com へ。
※訳注:映画が無料(プラス0.99ドル)で見られたのは、このブログが投稿された日(2020.3.17)の後の一週間だけだったようです。現在は、購入が12.99ドル以上、レンタル(3日間)が7.99ドル以上で、購入者が希望の金額を支払う形になっています。
もし調子が出てきたら、ポジティブになれる素晴らしい映画を見ることもおすすめします。例えば、『ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド』(原題:A Beautiful Day in the Neighborhood)みたいな。私はこの前見たばかりなのですが、それからずっとこの映画の話ばかりしています。フレッド・ロジャースの妻・ジョアンは、“生きる聖人“との結婚生活をたずねられてこう答えます。「彼を生きる聖人と呼びたくないの。それって彼のようにはとてもできこないって意味でしょ。でも努力すれば誰だって彼のようにできるわ」。そしてフレッドが死んだときこう話します「彼はただの人間でした。それ(自分の短所)を口にすることができれば、誰だってそれを(自分の短所を)管理できる」。
※訳者はこの映画を見たことがないので(吹き替え・字幕版もまだありません)、ネットで調べたあらすじを元に、おそらくこうなんだろうな、と思って訳しています。もし違っていたらお許しを。
あなたは敏感、と同時に社会的な動物の一員でもある
もしあなたがひとりで家にいるのなら、あなたには、定期的に人と交流することが必要なことを忘れないで下さい。食べ物と同じです。私たちには毎日それが必要なのです。あなたが内向的だったとしても、いえ、たぶんだからこそ。短時間でもいいので誰かと連絡を取りましょう。仕事の話でもかまいません。でももっといいのは、友だちや家族と、電話あるいはテレビ電話で、おしゃべりする特別な時間をもつことです。もしそれ以外の方法を探していたら、quarantinechat.comを試してみて。ウィルスのせいで家にいなければならない人たちと、世界中どこからでも、実際に隔離されているかいないかにかかわらず、お話しできます。料金は無料。サイトへ行くにはこちらから:https://quarantinechat.com/
もしあなたが家族と一緒に家にいるなら(きっと学校閉鎖でいつもより多くいることでしょう)、この時期の特別な関係を、めいっぱい楽しんでください。ただ、あなたには定期的にダウンタイムが必要だということも忘れないで。
もうひとつ。どうか、過剰なメディア報道やソーシャルメディアからは距離を取ってくださいね。そしてあまり敏感でない、信頼できる誰かで、ニュースにかじりついている人に、あなたの代わりにニュースをモニターしてもらいましょう(そしてあなた自身はお腹一杯になるのを避ける)。そしてもし、本当に知るべき確かな情報があったら、知らせてもらってください。
何度でもビッグ・ピクチャーに戻る
そしてあなたが社会的な存在であるだけでなく、一人の動物であることも忘れないで下さい。HSPであるあなたには、自然の中へ出ていくことも必要です。もしかしたらそれは、バルコニーでのちょっとした時間になるかもしれません。あるいは、玄関での、あるいは窓から眺める外の景色かも。空や木を見詰めてみて。でも(もし許されるのなら)散歩をしに外へでかけてみましょう。それも毎日。HSPのあなたには、自然と触れている時間は、食べ物と同じように欠かせません。
最後に、ビッグ・ピクチャーを忘れないでください。もう何度も聞いたですって? でももう一度言わせて。あなたが大きく考えれば考えるほど、あなたは穏やかな気持ちになっていく。さらに瞑想や、自然を通して(それ以外にもどんな方法でも)あなたが穏やかな気持ちになることができれば、あなたのビッグ・ピクチャーはさらに大きくなっていくでしょう。そしてあなたが感情をリードする導き手になれば(HSPはそう生まれついている)、その穏やかさは、今度は他の人たちへと広がっていきます。“我々が恐れなければならない唯一のものは、恐怖そのものである”(これは第二次世界大戦の開戦を知らせる際のフランクリン・D・ルーズベルトの言葉です。この戦争も最後は終わったんじゃなかったかしら?)。穏やかさと思いやり。穏やかさは、恐怖と同じように伝染していきます。他の人たちがスーパーの棚から商品をひったくっていくような時は、彼らに何が不足しているのかを尋ね、あなたの持っているものを何か分けてあげる、そんなことから始められるかもしれません(それと私はHSPとして確信しています。みなさんがその創造性を発揮すれば、トイレットペーパーなしでも何か方法を見つけられるはずだと!)。
新しい呪文は、ビッグ・ピクチャー!!!
あと、来年に行われる、“HSP男性の週末”も楽しみに待つことができます。今回参加した16人はすでに次回開催を要請したとか。だから彼らはまた帰ってきます。この時間もまたビッグ・ピクチャーの内です。
みなさんが、平和、穏やかさ、そして思いやりとともにあらんことを
エレイン